「ら行」から始まるディテール・テクニックの用語集|ジャンル別用語集|レディースファッション情報や流行を追うならファッションの花道


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「ら行」から始まる用語集

ラグランスリーブ

ラグランスリーブ(raglan sleeve)は、衿ぐりから脇下にかけての斜めの切り替え線をいれて、肩から袖部分までが一続きになっている袖のことを言う。ラグラン袖とも言う。
「ラグラン」という名前はクリミア戦争で活躍した英国のラグラン男爵・フィッツロイ・サマセットが考案したことから来ている。

ラッフル

ラッフルとは、しわくちゃにする、波立つという意味。
ひだかざり(襞飾り)、ひだべり(襞縁)のことで、フリルと同義。
一般的にフリルよりも幅の広いものを言う。

ラペル

背広やジャケットのテーラードカラーの下衿部分のこと。
「折返し、折衿、返り衿」の意。
ラペルの形や幅、きざみの角度、位置などによって流行があり、ジャケットやブレアー、スーツのディティールを決める大きな要素でもある。

ラミネート加工

ラミネート加工とは、布地に膜を貼り合わせる加工。
ぬめり、光沢、濡れ色効果を生んだり、防水、保湿などの効果を与えたりする。

立体裁断

人体(ボディ)または人台に直接布を当ててカッティングするもので、使用される布はトワル(粗布)を使うが紙や実際の布を直に人体に当てて裁断する場合もある。
裁断した後、人台から外し印付けなどの整理をして展開する。これを型布として、実際の布の上に配置して裁ち合わせたり、紙に写して型紙にする。 立体裁断はドレーピングとも言われる。
立体裁断に対して「平面裁断」、平面製図を用いた手法もある。
これは、紙の上だけで数字(寸法)に基づいて作られる型紙を言う。

リップストップ

リップストップとは、生地が避けることを止めること。
ナイロンやコットン素材の服が破れても、碁盤の目状に編みこまれたナイロン繊維がそれ以上の破れを防いでくれる。

レイヤード

レイヤードは「積み重ねる」の意味。レイヤード・ルックやレイヤード・スタイルは、重ね着ファッションのことを言う。60年代後半あたりから流行した。
シャツの上にシャツを重ねて着たり、半袖の下に長袖のシャツを着たりし、中に着ている衣服との色の違いや組み合わせ、また透ける効果を狙ったもの。

レリーフ

「浮彫り、浮彫り細工、浮彫り効果」の意。彫刻における丸彫りの対語として用いられる。
また、織物や編み物などで凹凸感のある表面効果をレリーフ効果という。
ファッションでは布地に部分的にドレープやギャザーを寄せて凹凸感を出し、レリーフのような立体感を表現したり、素材にエンボス加工を施し、アート的な凹凸感を出したものなどをいう。

レーザーカット

レーザーの熱を利用して布地等を切断する技術。
皮革や金属、セラミックス、樹脂等様々な素材をカットすることができるため、服やドレス等幅広いアイテムに使用される。
ポリエステル等熱に弱い素材に使用すると、裁断面がレーザーの熱で溶かされてほつれなくなるため、切りっぱなしだがシャープなデザインに加工することができる。
細かいカッティングも可能なため、布地にレースのような模様を施したり、アクセサリーを加工したりするのにも使われる。

ロストワックス

最初にロウで原型を作り、その周りを鋳砂で覆い固めた後、熱でロウを溶かして取り除くことによって原型と同じ型の空洞を作り、そこに金属を流し込んで鋳造すること。
複雑な形を作り出すことができるので、ジュエリー製作などで使われる技法。
ロストワックスキャスティングとも言う。

ローゲージ

ローゲージとは、ハイゲージに対する言葉で、粗いゲージ(一定寸法中の編み目の数)のこと。

ロープドショルダー

ロープドショルダーとは、テーラードジャケットに使われる肩のシルエットのひとつ。
袖山が肩にかぶっており、肩先が盛り上がっており、中にロープが入っているように見えるのでこう呼ばれる。
ビルトアップ・ショルダー(built up shoulder)とも言う。